アルギニンサプリの効果
2016/07/02
アルギニンは基塩性アミノ酸の一種で、人間の体内では血管などの機能を正常に保つ働きがあります。
特にアルギニンには血管を広げるための一酸化窒素を作り出すための素で、血管を広げることで血液の通りを良くする働きがあります。
また、タ体内の余分なアンモニアを除去する働きもあり、更に免疫を高めるなどの報告もあります。
身近な食べ物では肉や大豆またナッツやエビなどに含まれており、そして、人間の体内では肝臓で他のアミノ酸から生成されるため通常外部からの摂取が不要な非必須アミノ酸とされていますが、急速な成長や加齢などによりこのアルギニンの生成が追い付かない場合があります。
これにより引き起こされる状況としては、例えば成長期にある子供や運動時の血流不足また体内にアンモニアが溜まった疲れ、体の抵抗力が弱まるなどが挙げられます。
そこで、このアルギニン不足を補う為に現在ではサプリメントとして多くの商品が販売されており、それぞれの目的に合わせて選ぶことが出来ます。
一般的に成人の場合では1日1500mg~2100mg、子供では体重1kgにつき400gが摂取の目安となっていますが、このアルギニンはアルカリ性である為、そのまま摂取すると特に胃腸障害の副作用があります。
具体的には胃が荒れたり、下痢をするなどが主な症状となっており、これを予防するには1回の服用を500mg以下の少量に抑えて飲むか、或いはクエン酸で中和させて飲むと良いとされています。
またこの他にもホルモンのバランスが崩れる場合もあるとされており、更に持病により薬を飲まれている方は飲み合わせに注意が必要な場合もあります。
そして、現在販売されているアルギニンサプリには、アルギニン単体というよりはむしろ相乗効果を狙った他の成分、例えば滋養強壮を狙った亜鉛やマカ、また脂肪燃焼の点からオルニチン、血流を良くするシトルリンなどが配合されている商品があります。